2013年5月、初めて海外一人旅をしました。大学4年でした。
周りは全員全力就活中でしたwww でも、どうしても行かなければ行けなかったのです。
私の永遠のアイドル、アレッサンドロ・デル・ピエロがチームの退団を決意したからです。
新スタジアムでのホーム最終戦、私が行かなきゃ誰が行く!ってことで就活やめて行ってきました。
「ラブストーリーは突然に」でしたね。前々から噂はありましたが、やはり彼がいなくなる
寂しさを考えたら「彼女と別れる」や「面接に落ちる」なんて寂しさは比べ物になりません。
初めて行ったからこそ感じるもの、生のサッカー、憧れの選手、数えればキリがないほどの
衝撃そして感情が沸き上がりました。ここに住みたい。そしてこのスタジアムに毎週行きたい。
改めて、そう感じることができました。
あの日夢にまで見た場所に行き、生きる喜びを知りました。
大げさですけど、それまでB’zと映画とサッカーしかなかった自分にとってはそれこそが
生きる全てでした。そしてそこには、それが生活になっている人がたくさんいました。
もちろん地元がこの街で好きなチームもこの街にあり、毎週行くなんてことは可能です。
ですが、こんな遠く離れた国にいても、なんとかして毎週見たい。
あのスタジアムに一度行ったら、旅行で数年に一度っていう感覚には私はなれませんでした。
なぜなら私はこのチームを愛しているから。





今見返しても、やっぱり行ってよかったなって思います。
この時から考え方や、将来海外を拠点にすることも深く考えるようになりました。
小中高大そして就職、こうじゃないといけない理由なんてどこにもない。
簡単か難しいかはさておき、行きたい場所、やりたい夢があるのであれば行動あるのみ。
失敗したらまたやり直せばいいし、とにかく何もやらずに死ぬのだけは勘弁。
この時から、就職先では3年しか働かないという目標を立て、貯金生活に入ります。
他人から見たらダサい夢かもしれませんが、ダサくてもいいと思います。
自分だけの夢なんですから、他人の意見は本当にどうでもいいです。
本当に好きだからこそ、心も体も動くのです。頑張れるのです。
好きじゃなかったり、義務的になってしまうと、やっぱり難しいです。
なので私はつくづく思います。本当に好きなことに巡り合えてよかったなと。
広く浅くは無理なタイプで、狭く深くで突き進んでいくタイプです。
タダだからこそ、何もかもを犠牲にしても夢を追える。そう信じています。